花粉症の診断方法

アレルギーが疑われた場合には

問診後に、アレルギーが疑われた場合には、 必要に応じて、下記表のような検査が行われます。

検査 内容
①血中特異的IgE抗体検査 (Radioallergosorbent test:RAST) アレルゲンに特異的な血液中のIgE抗体量を測定 ※検査結果の数値によって「クラス」が振り分けられる。
②鼻汁中好酸球 アレルギー時症状発症時には、好酸球遊走因子によって集められた好酸球が、血中や鼻汁中で増加する。鼻汁での増加が顕著。
③皮膚試験 アレルゲンエキスを皮膚にのせ、専用の針で小さな傷をつけて、 皮膚のアレルギー反応をみる検査
④鼻粘膜抗原誘発検査 原因と考えられる花粉エキスがしみ込んだ紙を鼻の粘膜に貼り付け、反応をみるテスト
⑤鼻鏡検査 鼻鏡という道具を用いて、鼻の穴を広げて観察する。一般的に花粉症の場合は、鼻粘膜が赤く腫れている。

①血中特異的IgE抗体検査

アレルゲンに反応して増えた血中の、特異的IgE抗体量を測定します。 クラス0~6まで7段階で示す方法がとられています。 数値の高い方が、その特異IgE抗体の量が多いことを示していますが、 下記に示すように、この値が高いからと言って必ずしもアレルギー症状が出るとは限りません。

スギ特異的Ige抗体値と花粉症発症率

Mast48やView39などのアレルゲン検査では、 少量の血液で、48種あるいは39種の検査が1度にできます。

②鼻汁中好酸球

アレルギー時症状発症時には、好酸球遊走因子によって集められた好酸球が、 血中や鼻汁中で増加します。鼻汁での増加が顕著だとされていますが発作後約1時間で局所に出現し,3~4時間でピークになり減少します。炎症部位に浸潤した好酸球はMBP、ECPなど細胞障害因子を放出し、炎症反応を促進・惹起します。

③皮膚試験(プリックテスト)

アレルゲンエキスを皮膚にのせ、専用の針で小さな傷をつけて、 皮膚のアレルギー反応をみる検査です。
皮膚試験には、プリックテスト以外に、皮内テスト、スクラッチテスト、パッチテストが ありますが、花粉症の診断では、プリックテストが一般的です。

④鼻粘膜抗原誘発検査

原因と考えられる花粉エキスがしみ込んだ紙を鼻の粘膜に貼り付け、 反応をみるテストです。

⑤鼻鏡検査

鼻鏡という道具を用いて、鼻の穴を広げて観察します。甲介の粘膜に炎症やアレルギーが起きると、3~4倍まで膨れ、鼻づまりを起こします。
炎症反応は下鼻甲介という部位で強くおこり、長期間の通年性アレルギー性鼻炎や重度の花粉症の結果、下鼻甲介は過度に肥厚してしまいます。
季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)と通年性アレルギー性鼻炎でも、下鼻甲介粘膜が腫れるのは共通していますが、粘膜の色合いは異なっており、季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)では、粘膜は赤く腫れるのに対し、通年性アレルギー性鼻炎の粘膜は蒼白です。

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