腸内フローラ細菌叢のバランスを保つには
腸内フローラと健康
近年の研究で、腸内フローラのバランスが宿主の健康に大きく関係していることがわかってきました。
その影響は、腸管のみに留まらず、脳や自己免疫疾患、代謝疾患、精神疾患にまで広域にわたります。
腸内フローラと加齢
加齢は誰しもが避けられないものです。青年期までは、ビフィズス菌が多いですが、
老年期になると、ビフィズス菌が減少する上に、大腸菌やウェルシュ菌といった悪玉菌が増加することが分かっています。
悪玉菌と消化管の炎症
ヒトに害を及ぼす悪玉菌が腸内で増えると、消化管バリアがダメージを受けやすくなります。
増殖した悪玉菌から産生される毒素が、消化管バリアを通過し体内に吸収されると免疫機構に異常が生じ、炎症などを引き起こすと考えられます。