熱中症の原因にお腹?

熱中症とは

屋内・屋外を問わず、高温・多湿のもとで長時間過ごすと、身体の熱を上手く発散させることができず、体温が上昇します。熱中症は、脱水と体温上昇に伴う臓器血流低下により、めまい・失神・頭痛・吐き気といった症状を呈し、重症化すると多臓器不全も引き起こします。
近年は夏の猛暑により、熱中症で救急搬送され命をおとされる方も増えてきています。特に汗のかきにくい小児や高齢者は、無自覚のうちに熱中症をおこす危険があります。

腸内フローラと熱中症

体温が上昇すると、熱を発散させるため皮膚末端の血管は拡張します。すると、腸に血液が行き渡らず、腸の酸素が欠乏してしまいます。腸の酸素不足は腸の細胞にダメージを与え、消化管バリアの破壊につながります。
この消化管バリアのおかげで普段腸内フローラが体内に入ってくることはありませんが、破壊されると菌が体内に入ってきます。
ラットを使った熱中症モデル実験において、菌毒素の阻害剤をあらかじめ与えておくと、熱中症による発熱を防ぐ事ができたという報告があります。重症熱中症では腸バリアを超えて菌毒素が体に入ることを示しました。

熱中症を防ぐには

血管拡張による酸素不足に気をつけましょう。具体的には、

  • 1.こまめに水分を摂る
    屋外やスポーツ中には塩分も忘れずに摂りましょう。
  • 2.首など血管の多い部分を水タオルなどで冷やす
    体内の熱を発散すると同時に拡張した血管を元に戻します。
  • 3.腸内フローラを整える
    腸内フローラを整えることで消化管バリアを強めることができます。
    腸内フローラを整える具体的な方法は「有益菌を増やす、有害菌を減らすには」の記事をご覧ください。
  • 4.深い呼吸を心がける
    熱中症時は体内が低酸素状態です。無意識だと呼吸は浅くなりがちなので深い深吸を心がけましょう。

まとめ

ここでは熱中症と腸内フローラの関係について説明しました。 暑い夏を健康に過ごせるように、お腹の中から気をつけていきましょう。 最後まで読んでいただきありがとうございました。

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